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ガラ紡について

当社の製品は、ガラ紡で作られてます。
では、ガラ紡とはなんでしょうか?
少しずつ、連載でお話したいと思っています

其の1 ガラ紡(和紡績)の歴史
 ガラ紡績は、長野県堀金村に生まれた、一時は仏門に入っていたことのある臥雲辰致(がうん・たっち)という人が開発した、日本独自の紡績機械です。臥雲辰致(がうん・たっち)は、明治六年のある日、ふとしたことから火吹竹の筒に詰めた綿を穴から引き出しながらまわすと、糸になって出てくることに気づきました。何回かの改良の末に、機械を完成したのは明治九年。ついで明治十年八月の第一回内国勤業博に出品して、鳳紋章を受賞しました。

 
 稼働中、ガラガラと音がしたことからと、『臥雲紡器』の名称から、ガラ紡と呼ばれるようになりました。ガラ紡機の紡錘筒(つぼ)の繊維は、糸に紡がれて、上に巻き取られていきます。つぼの回転は糸の張力とつぼと繊維の重力のバランスで適当に加減されて、糸を紡ぎ続けるしくみになっています。この張力と重力のバランスで、天秤を調節するのが、ガラ紡機の特色です。
 つぼに入った棒状の綿(よりこ)から糸が紡がれています

 
 しかし、このガラ紡も、戦後の繊維業界の効率化の波の中で、その工場数を激減させてしまいました。現在では、豊田市及び岡崎市など、愛知県三河地方に数軒の工場のみが稼働している状況です。 ところが最近になって、均一で強い撚りの西洋紡績に駆逐されたガラ紡で織られた布が、甘撚りで糸自体デコボコがあるために吸水性・吸油性がよく、洗剤なしで食器洗いができることで注目されるようになりました。又、糸の風合いが手紡ぎに似ている為、工芸糸として、使われるようにもなりました。
 戦後の復興期には最大の産地だった岡崎で、現在唯一残っている石田和紡績工場。今もガラガラとゆっくり糸を紡いでいます

(画像や文章の無断転載を禁じます:朝光テープ)
ガラ紡に関する著作物
 『臥雲辰致』   村瀬正章著 吉川弘文社  1989年12月1日発刊  1450円
 『臥雲辰致』   宮下一男著 郷土出版社  1993年6月28日発刊  1600円
 『臥雲辰致とガラ紡機』  北野進著  アグネ  1994年7月31日発刊  3090円
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